「愛酒の日」という日が制定されているのをご存知でしょうか?歌人・若山牧水が、一日一升のお酒を飲むほどのお酒好きだったことから、彼の誕生日である8月24日が「愛酒の日」となりました。そんな牧水が詠んだ酒にまつわる歌から、愛すべき日本酒までご紹介します。
愛酒の日とは
「愛酒の日」という日が制定されているのをご存知でしょうか?
明治から昭和時代にかけての歌人・若山牧水が、一日一升のお酒を飲むほどのお酒好きだったことから、彼の誕生日である8月24日が「愛酒の日」となりました。
牧水は、「酒仙の歌人」とも呼ばれ、お酒にまつわる歌も数多く発表しています。酒好きとしては要チェックです。
若山牧水の酒の歌
ここでは牧水が詠んだ、酒の歌をいくつかご紹介します。
とろとろと 琥珀の清水 津の国の 銘酒白鶴 瓶にあふれ出づ
津の国とは摂津国の古称で、現在の大阪府北中部の大半と兵庫県南東部にあたる地域です。そこの日本酒と言えば、今なお銘酒である白鶴です。とろとろとして琥珀になっているということは、熟成酒でしょうか。
酒の名の あまたはあれど 今はこは この白雪に ます酒はなし
この歌に登場するのは、兵庫県伊丹市にある小西酒造の白雪です。牧水は伊丹や灘の酒が好きだったようで、白雪もかなり気に入っていたようですね。
かんがへて 飲みはじめたる 一合の 二合の酒の 夏のゆふぐれ
お酒を飲もうか、それとも今日はやめておこうか。そう考えながら、飲み始めた徳利が一合空き、そして二合目になっている、そんな夏の夕暮れという歌です。酒飲みであれば、この気持ちよく分かりますね。
ただ二日 我慢してゐし この酒の このうまさはと 胸暗うなる
たった二日お酒を我慢しただけでうまさに胸うなってしまうとは、やはり相当のお酒好きです。
朝酒は やめむ昼ざけ せんもなし ゆふがたばかり 少し飲ましめ
朝酒も昼酒もやめたほうがいいと思いながら、それができないという悩み。酒飲みが共感できる歌ばかりです。
愛酒の日に愛したい日本酒
久保田 千寿
日本酒と言えば有名な銘柄は数多く存在しますが、その中でも知られている銘柄の一つが「久保田」です。
その久保田の中でも、最も知られて飲まれているのが「久保田 千寿」。久保田誕生時に最初に生まれた、まさに久保田の原点とも言えるお酒です。
綺麗ですっきりとした淡麗な味わい、そして穏やかな香りに仕上げた吟醸酒で、料理の味を邪魔することなく素材が持つ味と香りを引き立てます。いつもの食卓を少し特別にするそんな一本です。
愛酒の日にぜひ飲んでみてもらいたい日本酒です。
希望小売価格
1,800ml 2,430円(税込2,673円)
720ml 1,080円(税込1,188円)
300ml 500円(税込550円)
酒を飲んで一首詠う
今宵は日本酒を嗜みながら、一首詠んでみるのも風流な楽しみ方ではないでしょうか。日本酒への愛もきっと深まりますよ。