「日本酒とスパイスカレー」、意外な組み合わせに思うかもしれませんが、これが意外と合うんです。スパイスの刺激的な香りが食欲をそそり、お酒もぐいぐい進みます!最近ではスパイスと日本酒のセミナーが開催されたり、スパイスと日本酒の専門店がオープンしたりと徐々に注目が集まっているペアリング。この夏は「スパイスカレーをつまみに日本酒を飲む」というオツな体験をしてみませんか?たった3種類のスパイスと手軽な材料で、簡単に作れるスパイスカレーのレシピをご紹介します!
スパイス×日本酒の歴史は古い!
日本には「お屠蘇(おとそ)」と呼ばれる、生薬を漬け込んだ薬草酒があり、その歴史は古く中国から伝来された平安時代から続きます。
屠蘇とは「屠(ほふる)」、「蘇(病をもたらす鬼)」という意味があり、すなわち「疫病退散」を意味する言葉です。屠蘇の意味は他にも諸説ありますが、いずれにしても邪気を払い1年の健康を祈るお正月のセレモニー酒として親しまれてきました。
スパイスと日本酒の組み合わせは、古くて新しい日本文化なのです。
簡単旨辛!鶏肉とトマトのスパイスカレー
スパイスカレーをつまみに日本酒を飲むなら、水の代わりに日本酒を入れて作るスパイスカレーはいかがでしょうか。
日本酒で作るとコクがUPするので、カレー好きな方も満足すること間違いなし!
お気に入りの銘柄や、冷蔵庫で眠っている日本酒を使って作ってみましょう。
今回はコクと一緒にフルーティな風味をプラスする「久保田 紅寿」を使用しています。
【材料(2人分)】
・玉ねぎ:1/2個
・鶏モモ肉:250g
・カットトマト:100g
・ターメリック:小さじ1/2
・チリペッパー:小さじ1/4
・コリアンダー:大さじ1/2
・チューブにんにく:小さじ1と1/2
・チューブしょうが:小さじ1
・塩:小さじ1/2
・ブラックペッパー:小さじ1/4
・久保田 紅寿:100cc
・水:100cc
【作り方】
①玉ねぎを大きめのみじん切りにする
②鶏モモ肉を一口大に切り、分量外の塩こしょうで下味をつける
③多めの油をひいて、水分を飛ばすように強火で玉ねぎを炒める(混ぜすぎない)
④水分が飛んで玉ねぎの量が1/3以下になり、玉ねぎのふちが焦げ茶色になるまでしっかり炒める
⑤にんにくとしょうがをよく混ぜ、④になじませ2分ほど炒める
⑥⑤にカットトマトを入れ、潰しながら混ぜ炒める
⑦スパイスを上から順に入れ、最後に塩を入れてしっかり混ぜ合わせる
⑧「久保田 紅寿」を入れて煮立てる
⑨水を入れてさらに煮立たせたら、鶏モモ肉を入れて煮立てる
⑩ブラックペッパーを入れ、20~30分ほど煮込む(サラサラした感じが好みであれば20分)
スパイスカレーに合わせるのは「久保田 紅寿」
スパイスカレーにはりんごやバナナ、パイナップルなど甘味や酸味があるフルーツがとてもよく合います。具材として使われたり、インドの漬物「アチャール」としてもフルーツが登場するんです。
若いバナナや青リンゴのような清涼感のある香りが特徴の「久保田 紅寿」は、まさにスパイスカレーにぴったり。辛味と酸味が調和したやさしい口当たりで、ほのかな甘味の中にドライさを感じる純米吟醸酒は、しっかりとした味付けの料理と合い「久保田」ならではのキレが食欲を刺激します。
希望小売価格
1,800ml 3,310円(税込3,641円)
720ml 1,500円(税込1,650円)
旨辛スパイスカレーと日本酒で夏を乗り切ろう
おいしく汗をかきながら冷えた日本酒をくいっと傾けて、元気に夏を乗り越えていきましょう!