株式会社TSUGooは、8月21日(土)15:00から高知にある「司牡丹酒造」のオンラインイベント開催します。
編集部
酒蔵をオンラインで訪問しながら、日本一水のきれいな川「仁淀川」の伏流水を使って造られた日本酒を飲み比べられるのはうれしいですね!
株式会社TSUGoo(ツグー)は、酒蔵をオンラインで旅するサイト「TSUGoo」を2021年2月10日にオープンしました。「オンラインジャーニー」という形で酒蔵を訪問し、造り手たちのバックストーリーにふれながら、自宅でお酒を味わう。新しいお酒の楽しみ方を提案するサービスです。8月21日(土)15:00〜16:30、今回は高知県に飛び、老舗酒蔵「司牡丹酒造」をオンラインジャーニーします。日本屈指の清流・仁淀川に育まれた日本酒、維新の志士にも愛されたこのお酒の魅力に迫ります!
400年以上の歴史を刻む老舗酒蔵、維新の志士・坂本龍馬との縁も深い
南国土佐、高知市から西へ26キロに位置する佐川町。ここに創業400年以上を誇る老舗酒蔵「司牡丹酒造」があります。現存する清酒の蔵元としては、高知県で最古の存在です。江戸末期に建てられた約90mの白壁の貯蔵蔵には、その歴史と風格が漂います。土佐といえば、維新の志士・坂本龍馬。実際、司牡丹酒造は龍馬とも縁が深く、そのほか幾多の土佐の偉人たちに愛飲されてきました。
歴史を紐解くと、関ヶ原の合戦直後の慶長8(1603)年に遡ります。関ヶ原の勲功により、徳川家康より土佐24万石を賜った山内一豊に伴い、土佐に入国した山内家の首席家老・深尾和泉守重良は、佐川1万石を預かりました。この深尾氏に従ってきた商家のうちの1つで、格式ある「御酒屋」が現在の司牡丹酒造の前身にあたります。
そして、大正7(1918)年、佐川の酒造家が結集して、近代企業として株式会社を設立しました。このとき、佐川出身の維新の志士であり、明治新政府の宮内大臣も務めた田中光顕伯爵(坂本龍馬、中岡慎太郎亡き後の陸援隊長)が、この佐川の酒を愛飲し、「天下の芳醇なり、今後は酒の王たるべし」と激励の一筆を寄せ、「司牡丹」と命名しました。「牡丹は百花の王、さらに牡丹の中の司たるべし」という意味であり、これが酒名の由来となりました。
この夏話題の映画『竜とそばかすの姫』の舞台となった、仁淀川の伏流水を使用
司牡丹酒造の酒造りの最大の特徴は、「水」にあります。司牡丹では、日本一きれいな清流といわれる「仁淀川(によどがわ)」の伏流水を仕込水として使っています。
仁淀川は、西日本最高峰の石鎚山を源とする、全長124kmの高知県を代表する清流です。古来より「神河」と称され、「風土記」には「神々に捧げるための酒造りにこの清水を用いた」と記される伝説の神の河です。平成23(2011)年に発表された「全国165河川2010年水質ランキング」(国土交通省)では第1位を獲得。以来毎年のように第1位を獲得し、名実ともに「日本一水のきれいな川」となりました。平成24(2012)年3月にNHKスペシャル「仁淀川〜青の神秘〜」が放送されてからは、その「仁淀ブルー」と称される神秘的な美しい青色が有名となり、全国的な感動を呼びました。
さらに、今年7月16日に劇場公開されたアニメ『竜とそばかすの姫』(細田守監督)では、この仁淀川エリアが舞台となっています。仁淀川が全国的な再ブレークを起こしているのです。
司牡丹の蔵が建つ佐川町は、仁淀川の中流域に位置しており、周囲を山に囲まれた盆地であるため、この伏流水が豊富に湧き出ており、これを仕込水として使用しています。この仕込水の特徴は、やわらかい中にナチュラルな甘みをもった軟水。口にした途端、「美味しい」と誰もが絶賛する水です。日本酒の原料の8割は水です。つまり、司牡丹のお酒の8割は日本一の伏流水によって育まれているということです。
協会7号酵母使用・瓶貯蔵により、スッキリとキレを表現
今回のイベントでご紹介するお酒「司牡丹・仁淀ブルー」は、もちろん仁淀川の伏流水を使って仕込まれた純米酒です。美味しい理由は水だけではありません。司牡丹の杜氏たちは、酒質をワンランクブラッシュアップさせる挑戦を続けています。
それが、酵母です。司牡丹の純米酒では初となる「協会7号酵母」を使用しています。協会7号酵母は、長野県の「真澄」から昭和21(1946)年に分離された酵母で、発酵力が強く、華やかな香りが特徴です。この酵母の良さを十二分に引き出すため、「火入れ」は一回のみとしました。また0℃以下の冷蔵庫にて「瓶貯蔵」を行っています。これによって、その香味は、より清冽なものとなりました。
「司牡丹・仁淀ブルー」は、艶やかでナチュラルな香りがたち、爽やかな柑橘類を彷彿とさせるほのかな酸をしのばせた、淡麗辛口の味わいです。後口は心地よく「スッキリ」とし、さらりとした「キレ」があります。この「スッキリ」と「キレ」を両立したバランスの良い味わいのため、料理を引き立てる食中酒として抜群の存在となるのです。
また、ラベルと化粧箱には、仁淀川の美しさを知り尽くした写真家・高橋宣之氏の写真が使われていることも見逃せません。720mlのラベルの写真は、カワガラスが「仁淀ブルー」の川に飛び込んだ、まさにその瞬間をとらえたもの。300mlのラベル写真は、近年マスコミ報道でもよく登場する「にこ淵」の画像が使われています。どちらも仁淀ブルーの神秘を感じさせるパッケージとなっています。
仁淀ブルー720mlのラベルで使われている写真(カワガラスが川に飛び込んだ瞬間)
仁淀ブルー300mlのラベルで使われている写真(にこ淵)
零下貯蔵で実現した夏限定のフレッシュな生鮮酒
今回のイベントでは、夏ならではのお酒もご用意しました。それが、ほとんど市場に出回らないという夏限定の幻のお酒「生鮮酒<夏>零下貯蔵生酒」です。
司牡丹では、毎年10月から翌年の3月の間だけ酒造りを行います。これを「寒造り」といいます。この時期は気温が低く、空気中の雑菌も少ないため、良い酒を醸すためのベストシーズンであり、江戸時代からつづく日本酒本来の伝統技法です。
新春に搾られた純米酒の生酒は、一般的なプラス5〜10℃程度の冷蔵庫に貯蔵すると、いわゆる「生ヒネ」という劣化した風味がわずかながらついてしまう場合があります。しかし司牡丹では、一切熱処理を加えず、マイナス5℃以下に零下貯蔵することで、「生ヒネ」を回避することに成功しました。これが夏季限定で発売される「生鮮酒<夏>零下貯蔵生酒」です。
本来夏場に味わうことが不可能だった、爽やかな搾りたての生酒が味わえます。しかし、マイナス5℃以下の冷蔵庫のスペースは限られており、吟醸酒などの高級酒は全てこの冷蔵庫での瓶貯蔵のため、純米酒を貯蔵するスペースはごくわずかとなります。とても希少なお酒ということです。
「生鮮酒<夏>零下貯蔵生酒」は、ひとくち口中に含めば、夏の暑さを吹き飛ばすような、爽やかでフレッシュな香りと、スッキリと軽快でなめらかな風味が特徴です。
8月21日(土)15: 00〜16:30 「司牡丹酒造」のオンラインイベント開催!
本イベントは、司牡丹酒造株式会社の竹村社長の案内により、酒蔵の歴史や酒造りのこだわりをたっぷりと披露していただきます。
今回ご自宅にお届けする商品には、「仁淀ブルー」と「生鮮酒<夏>零下貯蔵生酒」の飲み比べセットがあります。また、飲み比べセットのペアリングには、高知名物の「一本釣りワラ焼き鰹のタタキ」(Aセット)、「豆腐ジャーキー」(Bセット)、司牡丹の「食べる酒粕」(A・Bセット共通)をご用意しました。
日本一の清流に思いを馳せ、涼んだ心地で最高の美酒に酔いしれる、夏のオンラインジャーニーを、ぜひご堪能ください。
TSUGooの「オンラインジャーニー」とは?
新たなお酒の楽しみ方を提案したいという想いから誕生したのが、酒蔵をオンラインで旅するサイト「TSUGoo」です。お酒が美味しいのはもちろん、造り手の想いや生き様に感銘をうけた蔵のみを厳選し、オンラインイベントを企画。「人とお酒・人と地域・人と文化をつなげる」をコンセプトに活動しています。
「TSUGoo」が提案する「旅」は、「ツアー」ではなく、ワクワクドキドキがいっぱいの「ジャーニー」です。十人十色の造り手たちのさまざまなストーリーを実際に見て聞いて感じていただき、実際にそのお酒を味わっていただくことで、まるで旅(ジャーニー)をしているかのような新たな発見や出会い、そしてワクワクするような体験を提供しています。
■イベント情報
【日時】2021年8年21日(土)15:00〜16:30
【お申込み期間】8月15日(日)まで ※Aセットのみ8月11日まで
【料金プラン】
Aセット:高知名物「一本釣りワラ焼きカツオのタタキセット」 8,500円(送料・税込み)
※Aセットは20セット限定プランです。
・司牡丹/仁淀ブルー(純米酒) 720ml
・司牡丹生鮮酒〈夏〉零下貯蔵生酒(純米原酒) 720ml
・ワラ焼きカツオのタタキ1節※カツオのタレ付き※1節約320g。おおよそ2~3人前です
・司牡丹/食べる酒粕
Bセット:夏限定の幻のお酒と仁淀ブルー飲み比べセット 5,000円(送料・税込み)
・司牡丹/仁淀ブルー(純米酒) 300ml
・司牡丹生鮮酒〈夏〉零下貯蔵生酒(純米原酒) 300ml
・豆腐ジャーキー
・司牡丹/食べる酒粕
Cセット:イベント参加のみプラン 200円(税込み)
■サイト情報
TSUGoo
URL:https://www.tsugoo.com
■会社概要
株式会社TSUGoo
代表:松田幸生
本社住所:東京都台東区今戸2-28-9
設立:2020年10月
お問い合わせ:info@tsugoo.com
(情報提供:PR TIMES)
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