今回は、島根県松江市東出雲町で1872(明治5)年創業の王禄酒造「純米 渓」です。「純米」と名乗っていても、本当は「純米吟醸」です。
王禄酒造について
仕込み水は「黄金井戸」と呼ばれる自然湧水。生産量が少なく、全品無濾過なうえに、劣化を防ぐため即瓶詰して、全量冷蔵コンテナでマイナス温度で保管しています。おまけに特約店でも品質保持のため、-5℃の冷蔵庫で保管して(させて?)いるため、2021年5月30日時点で35店しか販売していないというこだわりようです。
「純米 渓」
兵庫県産山田錦100%使用で55%精米です。写真では見えませんが、ラベル裏には、渓流を泳ぐヤマメが描かれています。そのくらい綺麗な酒をイメージして作られたということですね。開栓直後ならガス感があったはずですが、残念ながらすでに残り少なかったためガス感はありませんでしたが、キレイな味わいと澄んだ甘味、旨味で美味しいので、開栓直後の美味しさは想像できました。実際に購入して開栓仕立てを呑んでみたい銘柄です。
島根や鳥取の酒蔵のお酒はなかなか味わうことができませんが、特徴ある酒が多いので、なんとかラインナップに加えていきたいですね。