今回は大阪府交野市で江戸時代末期に創業の山野酒造「かたの桜 雄町 生原酒」です。漢字の「片野桜」のほうが製品としては多いですね。使い分けについてはよくわかりません(笑)
山野酒造について
大阪府の中央から東に行った、奈良、京都寄りにあって、生駒山系の伏流水を仕込水に使い、南部杜氏の浅沼政司杜氏を中心に醸しています。年間500石ですから、小規模の範疇に入る酒蔵ですが、生産量の4割を原酒で出荷しているというこだわりです。東京では流通量が少ないので、初めて味わうことができました。
「かたの桜 雄町 生原酒」
雄町100%使用で58%精米です。立地的に昔から雄町を使っていたのだと思います。力強さには欠けていますが、旨味、甘味、酸味が三位一体となっていて、少し軽めの「雄町」らしい美味しい味わいです。
大阪府は酒蔵があるようで、あまりない都道府県のひとつですね。当ブログではまだ2蔵目となります。東京ではあまり見かけないことも理由のひとつだと思います。
イメージとして辛口な感じだったのですが、この「片野桜」のような味わいもあるので、探して追加して行きたいです。