今回は、岐阜県中津川市で明治初めに四代目山田三千助さんが蔵の権利を買って酒造りを始めたことで「三千櫻」と名付けられた三千櫻酒造「三千櫻 純米 愛山60」です。
「愛山の魔術師」三千櫻酒造について
築100年を超える酒蔵老朽化と温暖化による冷却作業の困難化を理由に昨年10月、北海道上川郡東川町に蔵ごと引っ越しました。社長の山田耕司さんが愛山好きで、岐阜県に蔵があったときは「愛山」の40%、55%、60%精米に加えて、生酒、火入れというバリエーションがあり「愛山の魔術師」と言われていたほどでした。さすがに北海道ではむりかと思いましたが、きまし0たね。
「三千櫻 純米 愛山60」
愛山100%使用で60%精米です。愛山と言えば甘味が印象強いですが、「愛山の魔術師」の手にかかると違います。酸味が強く甘みは少しでキレがいい愛山です。北海道の水で醸したことも変化の理由のひとつかもしれません。
これまでと違う土地で醸す三千櫻酒造の愛山はこれからも注目していきたい銘柄です。