「久保田」からブランド初のスパークリング日本酒が登場!味わいやおすすめの飲み方、おうちで楽しめるアレンジレシピをご紹介します。さらに、開発者へのインタビューも実施。「久保田 スパークリング」発売の裏側には、どんなストーリーがあり、どんな想いがあったのかご紹介します。
「久保田 スパークリング」の味わい
ベースとなる純米酒の味わいを引き出すため、アルコール分は12度と一般的なスパークリングワインと同程度に。甘酸っぱい味わいでボリュームはありながら、久保田ならではのキリっとしたシャープな酸味で、後味すっきり。シュワっと心地よく弾ける炭酸が、気分をリフレッシュさせてくれます。
「久保田 スパークリング」のデザイン
500ml 1,200円(税込1,320円)
「久保田 スパークリング」の楽しみ方
キリッと冷やして
これからの蒸し暑くなる季節には、氷を入れて、ロックでも楽しめます。
カクテル風にアレンジして
①久保田ベリーベリースパークリング
【材料】
・久保田 スパークリング:グラス7分目
・冷凍ミックスベリー:グラス1分目
【作り方】
グラスに冷凍ミックスベリーを入れ、久保田 スパークリングを注ぐ。
②久保田オレンジスパークリング
【材料】
・久保田 スパークリング:120ml
・オレンジ炭酸飲料:60ml
・オレンジの皮:少量(なくても可)
【作り方】
グラスに久保田 スパークリングとオレンジ炭酸飲料を注ぐ。お好みで、オレンジの皮の表面をグラスのふちに絞りかける。
洋風おつまみと合わせて
「久保田 スパークリング」誕生の背景~開発者インタビュー~
「久保田 スパークリング」、飲みたくなりましたか?もっとみなさんに「久保田 スパークリング」を知ってもらいたい、楽しんでもらいたい!ということで、開発者に突撃インタビューを行いました!
「久保田」シリーズに新たな風を吹かせた、「久保田 スパークリング」。誕生の背景には、どのようなストーリーや想いがあったのでしょうか。
「日本酒を、そして、久保田を飲むきっかけを創り出したくて、久保田のスパークリングの開発を決心しました」
そう語るのは、朝日酒造で商品開発を担当する日本酒研究センターの本間一郎さん。新潟で生まれ育ち、21年前に入社。醸造部門、研究開発部門、生産管理部門と様々な部署を経験した後、2020年に日本酒研究センターの課長に就任した日本酒をこよなく愛する社員です。モットーは「できるかできないかではなく、やるかやらないか」。
「近年、久保田を知らない若い子達が増えていて…それって造り手にとってめちゃめちゃ寂しいことじゃないですか。選ばれていない、飲まれていない、じゃなくて、そもそも存在を知らない。
もっと今の子達に久保田を知ってもらいたい、飲んでもらいたい、好きになってもらいたい。そのきっかけとなるような商品を目指し、スパークリングの開発がスタートしました」
―そういった背景があったのですね。実際には、どのように開発が進んだのですか?
「まずは味わいの土台を設計するべく、久保田シリーズや朝日酒造の他の銘柄の日本酒を何種類かピックアップしました。オーソドックスな淡麗辛口のタイプや香りが強いタイプ、甘酸メリハリタイプ、度数が低いタイプといった、異なる味わいのものを選びました。それぞれにガスを添加し、味わいを比較したんです」
―どんなタイプのお酒が炭酸とマッチしたんですか?
「甘酸メリハリタイプで膨らみもある、ジューシーな味わいの日本酒との組み合わせが、『いける!!』と感じたものに仕上がっていたんです。そこで、その甘酸メリハリタイプの製法を活用して、今回のスパークリングを造りました。
久保田シリーズの銘柄に使用しているお米といえば、新潟県産の五百万石です。スパークリングにもその五百万石を使うことで、純米酒ながら、久保田ならではの“キレ”のある味わいに仕上がっています」
―なるほど、朝日酒造の長年の歴史で培ってきた酒造技術をフル活用したのですね。
「はい。あとは競合調査もしましたよ。自社だけで完結すると、視野が狭くなってしまいますからね。
他社のスパークリング日本酒がどんな味わいか、20種類近くの商品を調査しました。部のメンバーや社長も一緒に。この時に気付いたのが、アルコール度数が低い商品が多いなって。10度以下のものがほとんどでした。もっと高くても、美味しいスパークリングが出来るんじゃないかなって思ったんですよね」
―たしかに、一般的なスパークリングワインって11~12度くらいありますしね。
「ただ、最初から『12度』と決めていたわけではなく、いろいろとアルコール度数を変えた試作品の中で、一番美味しかったのが12度だったんです。
ほんと良いバランスで、メリハリがあって美味しかったんだよなぁ」
―試行錯誤の結果、たどり着いた黄金値なんですね。
このスパークリングの味わいを、一言で伝えるならなんでしょう?
「『しゅわしゅわジュ―酒』ですかね」
―その心は?
「開発にあたっては、“しゅわしゅわ感”にもこだわりました。目指したのは“きめ細かな泡”。
炭酸ガスの注入方法はいくつかあるのですが、短時間で一気に炭酸を注入するのではなく、一日かけてタンク内にゆっくりと炭酸を注入し、溶け込むように仕上げています。時間がかかる製法なので、他社ではあまりやっていないのではないかな、と思います。そしてその“しゅわしゅわ感”に負けない“ジューシー“なお酒に仕上がりました」
―だからあの繊細で上品な“しゅわしゅわ”の炭酸に仕上がったのですね。お話を聴いていたらまた飲みたくなりました。最後に、みなさんにメッセージをお願いします!