ほのかな苦味や食感が魅力のひとつである「山菜」。そんな山菜を使った料理にぴったりのお酒は、なんといっても日本酒です。雪国・新潟県は、山菜と日本酒、どちらも兼ね揃えた美味しさの宝庫。本記事では、春に採れる山菜の種類やおすすめの食べ方を解説するとともに、山菜料理と相性の良い日本酒を紹介します。
山菜の定義と魅力
山菜とは
近年は、ハウス栽培をしたものが八百屋やスーパーなどで売られていますが、やはり自生の方が独特の風味があるものが多いです。
また山菜といえば春のイメージがありますが、種類によって収穫できる時期はさまざまで、一年中楽しむことができます。
山菜の魅力
山菜料理が並べば、一気に春らしい食卓になることでしょう。
新潟県は山菜の宝庫
春に採れる山菜とおすすめの食べ方
ふきのとう
古くから食用に利用されており、特徴的な香りと苦味が味わいのアクセントになっています。定番の天ぷらはもちろん、刻んで炒め、砂糖や味噌で調味したふき味噌も春らしい一品です。
わらび
強いアクが含まれているので、アク抜きは必須。一般的には、重曹か木炭をふり、熱湯をかけて落し蓋をして一晩浸け、黒っぽいあくが出なくなるまで水洗いして使用します。
おひたしや煮物にして、春らしい苦みと歯ごたえを味わいましょう。わらびの苦味がアクセントになる炊き込みご飯もおすすめです。
ぜんまい
「男ぜんまい」と「女ぜんまい」と呼ばれる2種類があります。男ぜんまいはザラザラとした葉の表面や、渦巻きがつぶれたようなボール型の形状が特徴です。女ぜんまいは、葉の表面がツルツルしていて渦巻きの部分が平たく、茎がやわらかく、男ぜんまいより背が低いのが特徴です。食用に適しているのは女ぜんまいなので、採取の際は参考にしてください。
わらびと同様に、丁寧にアク抜きをしてから、煮物やごま和えがおすすめです。
こごみ
わらびやぜんまいと同じシダ植物ながらクセやアクが少なく、下準備の手間がいりません。採れたてならぜひ生でそのまま、風味と食感を楽しんでみてください。茹でて、おひたしや和え物にするのもおすすめです。
たらの芽
山菜にしてはアクが少なく、おすすめの食べ方は天ぷらです。外はカリカリで、中はほくほくの食感を楽しめます。
うど
アク抜きをしてから、生のままスライスして酢味噌と和えたり、きんぴらや天ぷらなどもおすすめです。シャキシャキした食感を楽しみましょう。
山菜料理×日本酒
ポイントは山菜の「苦味・渋味」とのペアリング
山菜のおひたしには「久保田 千寿」を
料理の味を邪魔することなく、素材が持つ味と香りを引き立てる「久保田 千寿」。あっさりした料理からコクのある料理まで、さまざまな料理に合うお酒です。
山菜と合わせても、その個性を壊さずに、やさしく引き立たせます。ぜひ山菜そのものを存分に楽しめる、シンプルなおひたしと一緒に味わってみてください。
希望小売価格
1,800ml 2,430円(税込2,673円)
720ml 1,080円(税込1,188円)
300ml 500円(税込550円)
山菜味噌には「久保田 碧寿」を
山廃仕込みによるどっしりとした旨味がありながらも、爽やかでシャープな酸味、キレのある軽いのど越しが特長の「久保田 碧寿」。
懐深い味わいは、しっかりとした味付けで風味豊かな山菜味噌とよく合います。
希望小売価格
1,800ml 5,030円(税込5,533円)
720ml 2,230円(税込2,453円)
山菜の天ぷらには「爽醸 久保田 雪峰」を
山菜は食べるだけではなく、採る楽しみもありますよね。そんな春の行楽のお供におすすめしたいのが、「爽醸 久保田 雪峰」。アウトドアで楽しむ日本酒をコンセプトに誕生した、4月限定出荷の純米大吟醸です。容量が500ml と持ち歩きやすいサイズなのも魅力的。
常温でもおいしく飲めますが、小川で冷やしておいても良いでしょう。山菜の天ぷらに、ちょこっと塩をつけて、春の日本酒とともに楽しんでみてください。
希望小売価格
500ml 3,100円(税込3,410円)