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【菊の司酒造】ローソン「コクバタ×古酒」飲用温度でスイーツの味わいも変化?

【菊の司酒造】ローソン「コクバタ×古酒」飲用温度でスイーツの味わいも変化?

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こんにちは、saorin.です。

なかなかお出かけできない。それでもおいしいものは食べたくなりますよね。

手頃で簡単に手に入るコンビニスイーツは、私たちの光。

どんどん美味しくなって、一瞬で幸せを感じられる。

コンビニスイーツを、日本酒でもっとおいしく。

それでは、第20弾スタート!

まるでシナモンが入った日本酒。菊の司大吟醸 Vintage

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菊の司大吟醸 Vintage」は、平成22年度産の「山田錦」100%使用大吟醸酒を酒蔵の中でじっくり熟成させたいわゆる古酒と呼ばれるタイプのお酒です。少しとろっとしていて、酸味は少なく、甘味と苦味・渋みのバランスが絶妙。まるでシナモンやナッツを想わせる深い味わいが特長となっています。

ローソンのコクバタアイス。罪深いおいしさ

普段を書くときは、コンビニスイーツに合わせて日本酒を考えるのですが、今回はお酒を飲んでぜひリンゴのスイーツと合わせたい。

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と思ってコンビニをはしご。この時期になかなかリンゴのスイーツってないものですね。

今回ご紹介するのは、1/12に発売されたローソンUchi Caféシリーズ「KOKUBATAコクバタ」のリンゴとバターのアイス。

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第一弾でラムレーズン、第二段にいちごの第三段として発売されました。お値段は、268円(税込)

“フランス産発酵バターに、山形県産りんごの果肉・果汁を合わせました。発酵バターの濃厚な味わいに、りんごの爽やかな酸味を加えることで、絶妙なやみつき感のある味わいを作り上げました。„ローソン公式サイトより

「KOKUBATAコクバタ」のリンゴとバターのアイスと菊の司大吟醸 Vintage

蓋を開けるとこんな感じ。

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スプーンで表面をすくってみると、2層に。上の黄色い部分が、りんご風味のバターソース。下のアイスの部分は、バターアイスとなっているようです。割合的には1:9くらいで、ほぼバターアイス。結構溶けるのが早い。それよりも、息子のスプーンが迫ってくる勢いが怖い。。。

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あの朝食に食べたくなる、「りんごのヨーグルト」みたい。

バターソースは濃厚&甘じょっぱく、ちょっと溶けてとろっーとしたくらいが美味しいかも。表面にちょっとしかかかっていないので、食べる配分には要注意。

バターアイスの部分は、酸っぱい系りんごのやさしい酸味や爽やかな味わい。中に角切りのりんごが入っていておいしい。これは、このまま食べても美味しいけど、トーストとかにのせてもお・い・し・いかも。

では、菊の司大吟醸 Vintageと合わせていきます。お酒の温度は、古酒でおいしいといわれる冷酒と40~45℃のぬる燗で検証してみます。

まずは、冷酒。

おやおや。古酒が若返り?

バターソースの濃厚さや脂肪感は控えめに。お酒のシナモンやナッツ系の香りや味わいがアクセントとなり、good。後味は超さっぱり系で、りんごの爽やかさが残りました。なによりお酒自体が軽くなったというか、ちょっと若返った感じがして。食後のデザートに食べる方は、冷酒との組み合わせがオススメ。

つぎに、40~45℃のぬる燗。

ラム酒入りの大人系りんご&バターアイスに。

ぬる燗のほうが、甘味や苦味・渋みがまろやかになり、うまみを感じる。舌触りもとろっとしていて、優しくゆっくりと体に染み渡っていきます。

バターアイスのりんごの酸味は控えめとなり、バターの濃厚さが強調。後味は少しもたっと残る感じ。お酒のアルコール感が冷酒の時よりも強く感じるので、ラム酒入りの芳醇大人系バターアイスに変身。甘い物が好きな方や、夜中に映画を見ながらゆっくり食べたい方にはぬる燗との組み合わせがオススメ。

以前うちの蔵人ほっけが、りんごを使ってめ・ず・ら・し・くおしゃれなおつまみを紹介したコラムはこちら。

 

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日本酒の古酒ってなんだろう

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日本酒の古酒とは、長期間熟成することで色や香り、味わいの変化を楽しめるお酒のこと。日本酒の古酒の普及、技術向上を主目的に設立された長期熟成酒研究会では、「満3年以上酒蔵で熟成させた糖類添加物を除く清酒」を熟成古酒と定義しています。

新酒との大きな違いは、「熟成香」と「琥珀色」。美味しい温度は10~15℃、または40~45℃と言われています。

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〇濃熟タイプ:本醸造、純米酒。熟成温度は常温熟成

熟成を重ねるにつれ、照りや色、香りが劇的に変化、風格を備えた個性豊かな熟成古酒。

〇中間タイプ:本醸造、純米酒、吟醸酒、大吟醸酒。熟成温度は低温熟成と常温熟成の併用。

低温熟成から常温熟成へ、またはその逆の貯蔵により濃熟タイプと淡熟タイプの中間の味わいを実現した熟成古酒。

〇淡熟タイプ:吟醸酒、大吟醸酒。熟成温度は低温熟成。

吟醸酒の良さを残しつつ、ほどよい苦味と香りが渾然一体となった、幅のある深い味わいの熟成古酒。

この中で菊の司大吟醸 Vintageは、淡熟タイプ。新酒の時は、ピチピチフルーティーだったであろう大吟醸酒が約10年の時を経て、味わい深いお酒になるってちょっと素敵ですよね。

え。10年って、大丈夫なの。と思った方もいますよね。そもそも、日本酒には賞味期限がありません。ただし、保存の方法にはコツが必要です。

 

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押し日本酒を自宅で古酒に変身?!

実は最近、旦那が冷蔵庫ではなく、(たまたま)薄暗い涼しい場所で過ごした2年前の純米大吟醸 菊の司 結の香仕込を開栓しました。

新酒の時はピチピチシャインマスカットのようなフレッシュさと甘みのあるお酒でしたが、2年後はラムレーズンのような香りと程よい渋みと酸味のある味わいへ変化。やはり色も透明から琥珀色に近い感じでした。なにより面白かったのが、新酒の時よりも飲み飽きないということ。お料理にも合わせやすい印象でした。

一般的にワインはワインセラーでお酒を管理しますよね。ただ、ワインセラーやお酒専用の冷蔵庫を持っている人はそうそういないはず。

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一般的なワインセラーは、年間を通して12度程度、湿度は70%、直射日光は入りません。

そうなると、低コストで超簡単に自宅で古酒を造る場所は…「押し入れ」か「納戸」になるのでしょうか。やっぱり安心なのは、冷蔵庫ですけどね。

第20弾、いかがだったでしょうか。

新酒と古酒の違いを知れば、もっと日本酒の世界が面白くなるはず。

古酒とスイーツといったらやっぱりバニラアイスですよね。

 

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お子様やお孫さんが生まれた記念や結婚記念に合わせて日本酒を購入しておいて、特別な日に大切な人たちと古酒と一緒に思い出話を楽しむなんてできたら、すてきですよね。

saorin.のインスタグラムも引き続き、よろしくお願いします。

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