今回は、福岡県久留米市北野町で1832(天保3)年創業の山口酒造場です。メイン銘柄は「庭のうぐいす」で、日本酒のほかにみりん、どぶろく、うぐいすだけに梅酒なども醸しています。久留米市ですから、九州一の酒どころ佐賀県に接しています。筑後川が近くを流れていて、築後平野は米どころと酒蔵の要素がそろっているところです。
「庭の鶯 辛口純米酒」
国産米100%使用で70%精米です。「うぐいす」が漢字の「鶯」になっています。地元限定流通品で、東京では飲食店限定流通となっているようです。香りは控えめで、吞み口もスッキリです。辛口とありますが、米の甘味が感じられ、呑み飽きしない食中酒です。
当ブログでは初登場の山口酒造場「庭のうぐいす」ですが、JALのビジネスクラス搭載酒にも選ばれたことがある名蔵です。最初に「うぐいす」ではなく「鶯」を紹介することになりましたが、「うぐいす」のほうも早めにご紹介したいと思います。
福岡県なのに山口とはおもしろいですが、県名ではなく、現在は11代目の山口哲生氏が蔵元ということです。