2024年8月9日(金)〜11日(日)、東京スカイツリー(R)を間近に望む「リッチモンドホテルプレミア東京スコーレ」にて、日本酒「HINEMOS」(ヒネモス)の飲み比べイベントが開催されました。
「HINEMOS」は“時に寄り添う”をコンセプトとする日本酒。「日本酒になじみがない人も日本酒好きも、すべての人が身近に感じられる日本酒を」という作り手の思いから2019年に誕生しました。
夏の陽が傾き、窓の外に東京スカイツリーが輝く会場に用意されたのはカラフルな13本のボトルたちです。
今回は「日本酒ラボ」ライターがイベントに参加した様子をご紹介!会場となった「リッチモンドホテルプレミア東京スコーレ」の情報と共に、新時代を担う日本酒「HINEMOS」の魅力をお伝えします。
目次
1.日本酒「HINEMOS」(ヒネモス)とは?
日本酒「HINEMOS」は、株式会社RiceWineがプロデュースする日本酒です。
酒造りの要「杜氏」(とうじ)を務めるのは、創業300年以上の酒蔵「森山酒造」12代目の湯浅俊作氏。日本に約150名程度しかいない清酒専門評価者の1人であり、全国新酒鑑評会をはじめ国内外の日本酒コンテストで高い評価を得る人物です。
「HINEMOS」の魅力は、従来の日本酒のイメージをくつがえすデザインと個性豊かな味わい。12本の定番酒は夕方6時から翌朝5時のイメージにあわせ、色とりどりに表情を変えます。
1-1.日本酒ビギナーでもはっきりわかる、味の違いと豊かな個性
日本酒はコクがあったりスッキリしていたりと、バリエーション豊かな味わいが魅力のひとつです。
一方で飲み慣れない間は「どれも同じような感じ」「なにを基準に選べばよいかわからない」「アルコール感が強くて」と感じることもあるかもしれません。
「HINEMOS」のおもしろさであり大きな魅力は、1本ずつ明確に味わいが異なること。甘かったりシュワッとしたり、少しスモーキーな風味がしたりと、日本酒ビギナーでもその個性を知る楽しみが味わえます。
1-2.日本酒に親しむきっかけのような存在でありたい
「HINEMOSを購入される多くが若年層の方です。日本酒に苦手意識を持っていたという方も、HINEMOSであれば飲める、おいしいとよくおっしゃっていただきます」
そう教えてくれたのは、HINEMOS営業責任者である川村英之さんです。
「HINEMOSは、神奈川県小田原市の冷蔵倉庫の中で醸造しています。12銘柄すべてが異なる材料、仕込み方から生まれるものです。
それぞれのコンセプトに向けた醸造は容易ではありませんが、年間通して酒造りができる環境、そして杜氏の技がHINEMOSの品質を支えています。
HINEMOSとの出会いが日本酒の世界に親しむきっかけになれば。これまで日本酒にはなじみがなかった方にこそ、手に取っていただければと思います」
2.“時間に寄り添う”日本酒「HINEMOS」5種をご紹介
会場に用意されたのは、「HINEMOS」定番12種+夏季限定商品「Hanabi for HACHIJI」です。
川村さんのすすめもあり、夕方6時をイメージした「ROKUJI」から7時、8時の順にテイスティング。夜明けをイメージした「GOJI」で12本それぞれの味の違いを楽しみました。
今回はそのなかから特に印象的だった5銘柄をご紹介します。
2-1.「HINEMOS SHICHIJI」
人気ナンバーワンという「SHICHIJI」は、シュワッとした発泡感が楽しいスパークリング日本酒。仕事が終わって家に帰って、ひと段落して…今日もお疲れ!そんなシーンにぴったりのライトな飲み心地です。
日常的に楽しむお酒は、プシュっと開けてゴクッと飲めるビールやチューハイという方も多いのではないでしょうか。翌日のことを考えると、アルコール度数の高いお酒や容量の多いタイプは避けてしまいがちですよね。
「SHICHIJI」は12種のなかでも度数低めのアルコール度数5%。食欲を刺激する適度な発泡感、甘酸っぱい味わいが食前酒にぴったりです。
「HENEMOS」は一般的な日本酒の容量1升(1.8L)や四号瓶(720ml)サイズと比較して、500ml/170ml容量のため、飲み切れなかったボトルも冷蔵庫の扉に立てて保管できます。
2-2.「HINEMOS KUJI」
少し遅めに始めたディナーがメインディッシュに差し掛かる。そんな大人のひと時に寄り添う「KUJI」は、高級酒米といわれる“山田錦”で造られたお酒です。
「SHICHIJI」とはガラリと変わり、スッキリとしたテイストで後口にはほのかな苦味も。肉料理にも魚料理にも合いそうで冷蔵庫にしのばせておきたくなる存在でした。
2-3.「HINEMOS REIJI」
時間は進み深夜0時に。そろそろ寝ないとと思いつつ、ほっとひと息つけるこの時間帯には、ほんのり赤い「REIJI」が登場です。
赤色の理由は、原料に古代米と呼ばれる“黒米”を使っているからだそう。甘く優しい味わいが疲れた体に染みわたります。
隣に並ぶ「ICHIJI」は、深夜の始まりを感じさせるようなキリッとした大人のテイスト。これほどまでに明確な違いが感じられるのも、時をイメージしたお酒ならではのおもしろさだなと実感させられました。
2-4.「HINEMOS SANJI」
12銘柄のなかでも特別な個性を放っていたのがこちら。深まる夜を刺激的な味わいで彩る「SANJI」です。
ほんのりとスモーキーな香りは熟成に使う杉樽由来。ワイン酵母が生み出す複雑な味わいは、どこかウイスキーを連想させます。
ナッツやチョコレート、チーズ、いぶりがっこなどと合わせたくなるおいしさで日本酒好きにも喜ばれそうな1本でした。
2-5.「Hanabi for HACHIJI」
ラストは季節限定酒「Hanabi for HACHIJI」を。こちらは「HACHIJI」をアレンジした甘口スパークリング日本酒です。
華やかな味わいと爽快な発泡感は真夏の花火のよう。ホテルの外に広がる夜景を見ながらいただく夏のお酒はまた格別でした。
おしゃれなボトルデザインに親しみやすい味と香り、アルコール度数低めとプレゼントや親しい人と楽しむお酒にも喜ばれそう。
こちらはオンラインショップではすでに完売ですが、イベントごとが多くなるこれからの季節、華やかな時間を盛り上げてくれる「HINEMOS」にさらなる期待感を感じさせてくれる銘柄でした。
「HINEMOS」
online shop https://hinemos.tokyo/
「HNEMOS 中目黒店」
住所:東京都目黒区上目黒3-3-6 尾留川ビル1階
アクセス:東急東横線 中目黒駅 改札から徒歩10秒
営業時間:13時〜21時
https://hinemos.tokyo/pages/hinemosnakameguro
3.「リッチモンドホテルプレミア東京スコーレ」の魅力を紹介
今回のイベント会場となったのは押上駅から徒歩1分、東京スカイツリー近くに位置する「リッチモンドホテルプレミア東京スコーレ」です。
「リッチモンドホテルプレミア東京スコーレ」の魅力は、各部屋に余暇を自分らしく過ごすための工夫がなされていること。6階と13階にはサウナや映画、本、ゲームなどを楽しめるコンセプトルームが設けられています。
今回覗かせていただいたお部屋は、最大4名が宿泊できるスーペリアツインルーム。広々とした室内に充実した設備と、快適に過ごせる要素が満載の客室でした。
もうひとつ、見逃せないのが受付横に設けられた「SHARE LOUNGE」です。コーヒーをはじめとするドリンクにスナック、パン、アイスクリームといった多彩なメニューが用意されています。
奥にはボックスシートもあり、コワーキングスペースとして利用する方もいればチェックイン、アウトの合間に一休みする方も。
こちらは対象プランを選択して宿泊すると営業時間中は自由に利用できます。スナック類の裏にはサーバーが並んでおり、「アルコールプラン」付きで利用すればそちらも飲み放題。プランを付けていない場合も有料で利用可能です。
インバウンドも多い押上という場所で、個々に合ったくつろぎの時を提供してくれる「リッチモンドホテルプレミア東京スコーレ」。スタッフの方々の丁寧でありつつも明るく、フレンドリーなもてなしも印象的なホテルでした。
「リッチモンドホテルプレミア東京スコーレ」
住所:東京都墨田区押上1 10-3
TEL.:03-5819-0731
アクセス:羽田空港より京急線・都営浅草線 約40分/成田空港より京成成田スカイアクセス線 約50分/押上駅より徒歩1分
https://richmondhotel.jp/tokyo-oshiage/
SHARE LOUNGE 押上
TEL:03-5637-7026
https://tsutaya.tsite.jp/store/lounge/detail/2139/
まとめ
リッチモンドホテルプレミア東京スコーレにて開催された日本酒「HINEMOS」の飲み比べイベント。会場では海外からの観光客もその味わいを楽しんでいました。
初めて日本酒を飲む方も、これまで日本酒に少し苦手意識をもっていた方も、誰もが笑顔になれる味わいこそが「HINEMOS」の魅力かもしれません。もちろん日本酒が大好きという方にも、日本酒の新たな世界観を教えてくれるお酒だと感じました。
「HINEMOS」はオンラインショップほか直営店にて購入可能。定期的にポップアップストアも開催されているため、新たな日本酒との出会いをぜひ楽しんでみてください。