料理家・高橋善郎さんが提案する、日本酒のおつまみにぴったりの一品をご紹介。「久保田」と一緒に、ご自宅での上質なひとときをお楽しみください。
今が旬!たけのこを使った春レシピ
春の味覚の代表格といえばたけのこ。採れたて新鮮な皮付きたけのこが食べられるのは、この時期だけです。
今回のレシピは、簡単にできるたけのこの水煮を使いますが、もちろん生のたけのこを使用すればさらに美味しく仕上がります。
新鮮な皮付きたけのこを選ぶ際は、切り口が白くてみずみずしいもの、皮にツヤがあり乾いていないもの、穂先が黄色いもの、より重いものを選ぶのがポイント。また、買ってきたらなるべく早めに茹でた方が、アクが出るのを止められます。
まず、たけのこは少し皮を残したままにして、穂先を斜めに切り落とし、皮に縦に切り目を入れます。鍋にたっぷりの水と米ぬか、赤唐辛子を入れて火にかけ沸騰したら、弱火で1時間程度じっくりとたけのこを茹でましょう。
定番おかずの照り焼きも、たけのこの風味と食感を加えれば格別に。照り焼きと聞くと、一般的には日本酒に合わせるおつまみのイメージがないかもしれませんが、旬の食材と合わせる調味料を工夫すれば楽しいペアリングになります。
「鶏とたけのこの甘辛照り焼き」の作り方
【材料(2人分)】 ※所要時間:約15分
・鶏もも肉(唐揚げ用に切ってあるもの):1枚分(約300g)
・たけのこ(水煮):小1個(約150g)
・菜の花:80g
・ごま油:大さじ1
・塩・こしょう:適量
・薄力粉:適量
A
-しょうゆ:大さじ1と1/2
-酒:大さじ1と1/2
-コチュジャン:大さじ1
-砂糖:大さじ1
-おろししょうが:小さじ1
【作り方】
①鶏もも肉に塩・こしょう、薄力粉をまぶす。菜の花は約3cm幅に切り、たけのこはひと口大の食べやすい大きさに切り分ける。ボウルにAを合わせてたれを作る。
「鶏とたけのこの甘辛照り焼き」に合わせたい「久保田 千寿」
綺麗ですっきりとした淡麗な味わい、穏やかな香りに仕上げた、いつもの食卓を少し特別にする「食事と楽しむ吟醸酒」。喉をさらっと通るキレの中に、米本来の旨味と酸味とともに、ほのかな余韻や甘味が感じられます。料理の味を邪魔することなく、四季折々の素材が持つ味と香りを引き立てます。
鶏とたけのこの甘辛照り焼きのジューシーさと甘辛さに飲み応えのある千寿を合わせれば、千寿の懐深い味わいと穏やかな香り、そしてキレのある飲み口がうまく料理とマッチしてくれます。
久保田 千寿
1,800ml 2,588円(税込2,846円)
720ml 1,157円(税込1,272円)
300ml 538円(税込591円)
※商品の価格は2023年3月22日現在のものです。
高橋善郎さんからのワンポイント
◆余分な油を軽くふきとることで油はね防止に。こってりしすぎず、千寿に合う味わいになります。
◆年中使える水煮のたけのこを使えばいつでも作ることができます。下ごしらえした生のたけのこを使用すればさらに美味しく仕上がります。