実りの秋、食欲の秋がやってきました。特にフルーツは秋が旬のものが多く、ぶどう、柿、梨、りんご、キウイフルーツ、梨など、少し考えただけでもたくさん思いつきますよね。今回は、食のプランナー・まるやまちさとさんが提案する、秋に旬を迎えるフルーツや、そのジュースを使った、日本酒の飲み方アレンジレシピを紹介します!
秋のフルーツ×日本酒で実りの秋を心ゆくまで味わう
朝夕の気温もぐっと下がり、過ごしやすい時期になってきましたね。実りの秋、食欲の秋の到来です。特にフルーツは秋が旬のものが多く、手頃な価格で新鮮で美味しいものが手に入ります。またスーパーなどで買うだけでなく、ぶどう狩りやりんご狩りなど、自分で収穫を楽しむこともできます。
そして、そのまま生で食べることはもちろん、調理したり果実酒にしたりと、活用方法もさまざまあります。時には、日本酒と組み合わせて楽しむのはいかがでしょうか?
そもそもフルーツに日本酒は合うのか?と疑問に思う方もいるかもしれません。ですが、組み合わせることで日本酒に爽やかな甘さが加わるので、実は日本酒の苦手な方にもおすすめしたいくらい美味しい組み合わせなんです。
そこで、その美味しい組み合わせをさらに楽しむために、秋のフルーツやそのジュースを使ったアレンジレシピを食のプランナー・まるやまちさとさんに考案してもらいました! この季節ならではの夏の日差しをたっぷり浴びて育ったフルーツと日本酒、どちらの魅力も味わえるアレンジレシピです。食後のデザートとして、あるいは長い秋の晩を過ごす際のお供として、ぜひ作ってみてください。
久保田 純米大吟醸×いちじく・紅茶(午後の紅茶)
【材料】
・久保田 純米大吟醸:60ml
・キリン 午後の紅茶 ストレートティー:30ml
・いちじく:1/2個
・山椒:適量
【作り方】
①いちじくの皮を剥き、6等分程度のくし切りにする。
②久保田 純米大吟醸と午後の紅茶を合わせ、くし切りにしたいちじくを飾り、山椒を散らして完成。
華やかな香りが特長の「久保田 純米大吟醸」に、それを引き立てる華やかな紅茶、そして上品な甘味のいちじくを合わせたドリンクです。
あまりにフルーティーなものと合わせると、その香り高さゆえ喧嘩してしまうこともある純米大吟醸酒。ですが、紅茶といちじくならしっかりと純米大吟醸酒の香りをたたせ、その甘味で下支えします。秋の夜長にゆっくりと味わいたい組み合わせです。
久保田 スパークリング× シャインマスカット・飲むヨーグルト
【材料】
・久保田 スパークリング:70ml
・飲むヨーグルト:30ml
・シャインマスカット:1粒程度
・ローズマリー:少量
【作り方】
①グラスに飲むヨーグルトを入れ、上から静かに久保田 スパークリングを注いでそっと混ぜる。
②切り込みを入れたシャインマスカットをグラスの縁に飾り、ローズマリーを浮かべて完成。
まるでワインのような「久保田 スパークリング」にヨーグルトの乳酸、そしてマスカットと相性がよいと言われているローズマリーを合わせた一品です。
微発泡の軽やかな口当たりに、ヨーグルトとシャインマスカットの程よい甘味がよく合います。さらに、お酒とシャインマスカットの味と、少し土っぽさのあるローズマリーが合わさることで、スパークリングワインを彷彿とさせるニュアンスがさらに引き立ちます。日本酒をあまり飲み慣れていない方にもおすすめのアレンジレシピです。
久保田 千寿 秋あがり× りんごジュース・シナモン
【材料】
・久保田 千寿 秋あがり:40ml
・りんごジュース:60ml
・シナモン:少々
・バニラアイス:お好みで
【作り方】
①久保田 千寿 秋あがりとりんごジュースを同量グラスに注ぐ。
②シナモンを振りかけて完成。バニラアイスを添えるとさらに美味しく。
「久保田 千寿 秋あがり」に合わせるのは、りんごジュースとシナモン。まるでアップルパイのようなドリンクの完成です。千寿 秋あがりのバナナのような濃厚な香りが、甘さとコクを引き立てます。
そして千寿 秋あがりのもう一つの特徴は、原酒を熟成させているということ。一般的な日本酒よりも高いアルコール度数なので、シナモンの香りにも負けません。アルコールの揮発性のおかげで、さらにスパイスの香りが立って癒されますよ。
まるやまちさとさんからのワンポイント
◆繊細な香りの日本酒には軽やかな組み合わせ、どっしりとした日本酒にはコクのある組み合わせがおすすめです。
◆日本酒とジュースの割合は、その日の体調や好みに合わせて、ベストな割合を探すのも楽しいです。
秋のフルーツと日本酒を楽しもう
旬のフルーツを使った日本酒の飲み方アレンジで、秋を満喫しましょう。