10月12日は「豆乳の日」です。健康や美容志向から植物性ミルクの代表格として人気を集め、料理やスイーツなどさまざまな用途で使われている豆乳を、今回は日本酒と割ってみました。豆乳と日本酒を割る際のポイントやおすすめの日本酒をご紹介します。
健康志向で人気を集める豆乳
ここ10年で消費量は倍増し、健康や美容志向から植物性ミルクの代表格として人気を集めている豆乳。そんな豆乳の関心を高めてほしいと、10月12日は「豆乳の日」に制定されています。
今ではスーパーの棚に色々な豆乳が並んでいますが、豆乳はJAS規格で3種類に定義されており、無調整豆乳、調製豆乳、豆乳飲料に分類されます。それぞれどんなものか見ていきましょう。
無調整豆乳は、大豆と水のみで作られている大豆固形分8%以上の豆乳のことです。何も味付けされていないので、料理には使いやすい豆乳です。
調製豆乳は、無調整豆乳に砂糖や食塩等の調味料を加えた大豆固形分が6%以上の豆乳です。甘味もついているので、そのままでも飲みやすいタイプの豆乳です。
そして豆乳飲料は、調製豆乳に果汁や野菜汁、コーヒーや紅茶などさまざまなフレーバーをつけた豆乳のことです。最近では、ティラミスやどら焼きといったスイーツの味わいまでも登場し、豆乳のフレーバーは広がりを見せています。
料理やスイーツなどさまざまな用途で使われている豆乳ですが、お酒との相性はどうでしょうか。以前、日本酒の牛乳割りを試したところ、意外な美味しさだったので、もしかしたら豆乳と日本酒も合うかも?と思い、実際に試してみました。
豆乳と日本酒の割り方のポイント
日本酒の豆乳割り
まずは、シンプルに日本酒と豆乳で割ってみます。華やかな香りの「久保田 純米大吟醸」や純米吟醸酒の「久保田 紅寿」など合いそうかなと思ったタイプの日本酒と試してみましたが、残念ながら日本酒の苦味がたってしまったりと微妙な味わいになってしまいました。
日本酒の豆乳割りは難しいかと諦めかけましたが、牛乳と相性抜群だった「久保田 碧寿」を思い出し試してみたところ、これがぴったり!豆乳独特の豆くささが薄まり、まったりとした美味しさになります。喉を通る時の後味には、日本酒ならではのキレも感じます。日本酒のタイプとしては、乳酸系の香りがする山廃仕込みの日本酒が豆乳とは合いそうです。
また、今回は甘味がない無調整豆乳を使用したので、お好みで砂糖を加えるとより美味しく味わえます。
【材料】
・日本酒:60ml
・豆乳:120ml
・砂糖:スプーン1杯程度(お好み)
※日本酒:豆乳=1:2の割合であれば量はお好みで
温める際はレンジで温めてもいいですが、より美味しく楽しむためには、日本酒は湯煎で温めると柔らかな日本酒の香りがふわりと漂い、味わいもまろやかさが引き出されます。
豆乳飲料は香りのタイプを合わせて
豆乳の魅力の一つは、豊富なフレーバーの豆乳飲料。限定販売も含めると、数十種類のフレーバーがありますが、今回は通年で販売している代表的なフレーバーをチョイス。
いちごの豆乳飲料には、フルーティーな香りがする「久保田 純米大吟醸」が、バナナの豆乳飲料には、同じくバナナのような香りがする「久保田 紅寿」が相性ぴったり。フレーバーの香りと同じようなタイプの日本酒を合わせるとよさそうです。
どちらも甘さがすっきりして日本酒ならではのキレが加わり、いちごやバナナの味わいがキリっとする印象です。
【材料】
・日本酒:60ml
・豆乳飲料:120ml
※日本酒:豆乳飲料=1:2の割合であれば量はお好みで
豆乳でおいしく健康に
日本酒に豆乳を合わせれば、おいしく健康にお酒を楽しめるかもしれませんね。