夏の風物詩であり、夏を代表するフルーツのスイカ。スイカは夏に旬を迎えるだけではなく、夏にぴったりの効能もあります。そんなスイカの楽しみ方の一つが、スイカジュース。スイカジュースを甘酒や日本酒などでアレンジしたドリンクレシピをご紹介します。
夏の体に効果的なスイカ
夏の風物詩として、日本の夏には欠かせないスイカ。
そんなスイカに記念日があるのをご存知ですか?スイカの縞模様を綱に見立てて、「な(7)つのつ(2)な(7)」(夏の綱)と読む語呂合わせから、7月27日が「スイカの日」に制定されました。
スイカは、夏に旬を迎えるだけではなく、夏にぴったりの効能もあります。
まず、スイカはその90%が水分と言われるほど水分が豊富に含まれるため、体の熱を冷まし熱中症を防ぐ効果があります。また、ミネラルやビタミン類を多く含むため、夏バテで疲れた体の疲労回復にも役立ちます。さらに、利尿作用があるカリウムという成分を多く含んでいるため、むくみの改善も期待できます。
スイカはそのまま食べることが多いかと思いますが、以前ブームになったのがスイカジュース。ハリウッドセレブの間で美容やダイエットへの効果と美味しさから大人気になったようです。
そんなスイカジュース、家でちょっとアレンジして楽しんでみませんか?
スイカを使ったアレンジドリンクレシピ3選
スイカ甘酒
スイカに加えて、甘酒も夏バテ予防にぴったり。その二つを合わせれば、美味しい熱中症対策にもなりそうなドリンクの完成です。
スイカジュースそのままだと青臭さもありますが、そこを甘酒の甘さがうまくカバーしており、まったりとした美味しさです。
【材料(1杯分)】
・スイカ:100g(飾り用に1カット残す)
・麹甘酒:100g
【作り方】
①スイカは種を取り除き、一口大に切る。
②ミキサーに①、麹甘酒を入れて、なめらかになるまでミキサーにかける。
③グラスに注いで、カットしたスイカを飾れば完成。
サマーソルティサケ
スイカを使ったカクテルに「サマーソルティドッグ」という、スイカジュースとウォッカを使ったカクテルがあります。それを日本酒でアレンジしたバージョン。
日本酒は、「久保田」の中でフルーティーな「久保田 純米大吟醸」や、すっきりとした「久保田 千寿 純米吟醸」などいくつか試してみましたが、まずくはないもののなかなかしっくりこず。そこで試したのが、春夏限定出荷の大吟醸生酒の「久保田 翠寿」。
生酒のフレッシュな味わいがスイカの青臭さと絶妙に合い、スイカの甘味のある味わいにキレが加わって、すっきりと楽しめます。グラスにつけた塩もいいアクセントに。
【材料(1杯分)】
・スイカ:100g
・日本酒:50ml
・レモン果汁:適量
・塩:適量
【作り方】
①スイカは種を取り除き、一口大に切る。
②ミキサーに①を入れて、ジュースになるまでミキサーにかける。
③グラスの縁をレモン果汁で濡らし、そのまま塩の上に置き一回転させ、余分な塩をグラスの底を軽くたたき取り除く。
④グラスに日本酒と②のジュースを同量注ぎ、混ぜ合わせて完成。
スイカとトマトのスムージーカクテル
最後は、ドリンク&フードクリエイターの青山金魚さんが考案した、スイカと完熟トマトをたっぷりと使ったスムージーのような「飲むサラダカクテル」。ジューシーな果実感と熱い盛りの汗もすっとひく爽快感を感じる一杯です。
カクテルのベースには、綺麗ですっきりとした飲み心地の「久保田 千寿 純米吟醸」を使っています。
【材料(2杯分)】
・スイカ:200g
・ミディトマト:1個
・日本酒:150ml
・メープルシロップ:30ml
・塩、レモンスライス等:各適量
【作り方】
①スイカは種を取り除き一口大に切り、トマトは6等分の串切りにして、冷凍庫で凍らせておく。
②平皿に塩を広げる。カットしたレモン(分量外)でグラスのふちを濡らし、そのまま塩の上に置き一回転させ、余分な塩をグラスの底を軽くたたき取り除く。
③全ての材料をミキサーに入れ、シャーベット状に攪拌し②のグラスに注ぐ。
④レモンスライス、マイクロトマト、レモンピール、パセリなどをお好みで添える。
オリーブオイルテイスター/ナチュラルフードコーディネイター/ベジタブル&フルーツアドバイザーの資格も有す。
料理では年間12本以上のレシピコンテストを勝ち抜き、現在は家時間を楽しむお酒と料理を提案。企業と連携したレシピ開発を多く手掛ける。
主な著書は、「即決!選ばレシピ(主婦の友社)」、「医者がすすめる!カラダにいい最強おつまみ(タツミ出版)」など。