4月からの新生活に向けて、3月に引っ越しをするという方も多くいることでしょう。そこで、引っ越しの時の日本酒やお酒にまつわるあれこれをご紹介します。新しい出会いが生まれる引っ越し。引っ越し先で新たな日本酒との出会いを楽しみましょう。
3月は引っ越しの季節
4月から大学に入学したり、新社会人が就職したり、転勤となったり、4月から始まる新生活のために引っ越しをするという人が多くいます。
初めて引っ越しをする人は、片付けから荷物の梱包や各種手続きの変更など、することが山のようにあって何から手をつけたらいいのか分からない、なんていう方も多いのではないでしょうか。
引っ越しの際のお酒の片付け
開封済みのお酒をこのまま梱包して大丈夫?お酒の処分ってどうしたらいいの?など疑問もあると思います。引っ越しの時にお酒をどうしているか、酒蔵社員に聞いてみました。
開封済みのお酒はどうする?
開封済みのお酒を引っ越しの荷物に入れるのは、漏れてしまったりという心配もあるので、できるだけ開封済みを持っていくのは避けた方がよいでしょう。
・自分で飲みきる
1~2本であれば、自分で飲みきってしまうのが無難です。
・引っ越し前に、友人を呼んでホームパーティー
数本あるようであれば、引っ越して離れ離れになってしまう友人などを呼んで、ホームパーティーをするのがよいでしょう。
・親しい友人なら、そのままあげてしまう
引っ越しが忙しくて、ホームパーティーをしている余裕もない!という人もいるかもしれません。気心知れた親しいお酒好きの友人がいれば、開封済みのお酒でも受け取ってくれるでしょう。
・どうしても飲みきれない場合は、お風呂や料理に使う
飲み切るのも人にあげるのも難しい場合は、お風呂や料理に使いましょう。日本酒であれば、お風呂に入れることでリラックス効果、血流促進効果、美肌効果などが期待できるかも。
未開封のお酒はどうする?
未開封のお酒であれば、引っ越し先に持っていったりあげたりということもしやすくなります。
・梱包して引っ越し先に持っていく
大事なお酒であれば、きちんと梱包して引っ越し先にも持っていきましょう。
郵便や宅急便では、お酒専用の箱を販売しています。例えばクロネコヤマトであれば、日本酒一升瓶用の酒BOXと、ワイン・ジュース用のボトルBOXがあり、それぞれ1本用と2本用の計4種類の箱があります。数本であれば、こういった箱を購入して梱包するのがおすすめです。
・引っ越し業者にあげる
高価なお酒であれば、引っ越し当日にお世話になる業者の方にお礼に差し上げる、ということも。
・買取業者に売る
貴重なお酒であれば高価買取、ということもあるかもしれません。
引っ越し先でまずは日本酒でお清め
意外と知られていませんが、引っ越し先でも日本酒は活躍します。
盛り塩でお清めをするというのは知っているかもしれませんが、洗面台やお風呂場、キッチンなどの水回りには、日本酒を振りまいて、水で洗い流すとお清めになります。
また、部屋の運気をチェックする方法として、ワンカップの日本酒か日本酒を注いだコップを玄関に置いておくというのもあります。自然に蒸発すれば問題ありませんが、カビたり濁ったりすると部屋の運気がよくないという噂も。
まずは日本酒でお清めをすることで、邪気を払い運気を上げていきたいものですね。
引っ越し先の地酒を探そう
引っ越し準備でお酒を片付けてしまうと、新しいお酒をまた補充したくなるのがお酒好きの性です。
引っ越し先が、今まで住んでいた土地と全く違う土地なら、その土地ならではの地酒を探してみるという楽しみがあります。47都道府県、酒蔵がないという県はありません。焼酎大国の鹿児島県も、数年前に日本酒の醸造が始まり、鹿児島県産の日本酒を購入することができます。
全国には流通していない、地元でしか買えない・飲めない日本酒というのも数多あるので、初めての出会いもたくさんあるかもしれません。
引っ越しは新たなお酒との出会い
新生活に不安や緊張もあるかもしれませんが、リラックス効果もある日本酒を片手に、新たな出会いを楽しみましょう。