今日で2021年も最後、明日から2022年が始まります。2022年の干支は寅です。年賀状に干支はお馴染みですが、お正月になると様々な干支をモチーフにしたアイテムが販売されます。日本酒もその一つ。干支を描いた、この時期だけにしか味わえない日本酒が登場します。干支が描かれたラベルの新潟の日本酒4選をご紹介します。
2022年の干支は「壬寅」
毎年12月に入ると、年賀状の準備などで来年の干支は何だろう、と確認し始める人が多いかと思います。
来年2022年の干支は寅、というのは知っているかと思いますが、「壬寅(みずのえとら)」であるということを知っている人は少ないかと思います。
干支は、日本では子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の十二支で知られていますが、正しくは十二支と十干(じっかん)を組み合わせたもので60通りあり、六十干支(ろくじっかんし)とも呼ばれています。十干は、もともとは日を順に10日毎に数えるための呼び名で、甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸の10種類からなります。
例えば、十干が「甲」、十二支が「子」を組み合わせたものは、「甲子(こうし、きのえね)」となります。
この六十干支で考えると、2022年は十干が「壬(みずのえ)」、十二支が「寅」となるため、干支は壬寅となります。六十干支の中では、39番目の組み合わせとなります。
壬は、陰陽五行説では水性の陽となり、海や大河などの大きな水を示します。寅は、決断力と才知の象徴として考えられています。壬寅は「陽気を孕み、春の胎動を助く」、冬が厳しいほど春の芽吹きは生命力にあふれ、華々しく生まれることを意味しているそうです。
何か新しいことが生まれる、そんな一年にしたいものですね。
干支ラベルの新潟の日本酒4選
純米大吟醸 今代司 干支ラベル 2022 寅
来年2022年の干支である「寅」をラベルにあしらった、今代司酒造の純米大吟醸。
力強さを感じるラベルは「動く」をテーマに描かれたもの。獲物一点に集中し動き出そうとする姿は、今まで停滞していたものが動き出し、実りある一年になりますようにという願いが込められています。
穏やかな香りとサラリとした口当たりが心地よく、スッと喉を通ります。
希望小売価格
720ml 2,000 円(税込2,200円)
元旦しぼり
1986年1月から発売している朝日酒造の「元旦しぼり」。
1986年から毎年ラベルが変わっているので、2021年の元旦しぼりで三巡し、2022年から四巡目が始まります。2022年版は、お正月がほっと和やかになることを願った、クレヨン画の温かみのある干支の虎が描かれています。さらに、朝日神社で御祓いを受けた絵馬もついています。
アルコール度数は18度といささか高めでありながら、搾りたてでフレッシュな生酒の味わいと、とろりとした飲み口ですっきりとした甘さを感じられる一本です。
希望小売価格
1,830ml 2,490円(税込2,739円)
※1月2日出荷のため、1月2日以降順次店頭に並びます
元旦しぼり 一回火入れ
こちらは、朝日酒造が新たに発売する「元旦しぼり 一回火入れ」。
ラベルには、2022年の干支である虎がお雑煮を食べている、可愛らしいイラストが描かれています。
しぼりたてならではの若々しい香りと濃厚な味わいが特徴です。甘味や旨味を感じるしっかりとした味わいでありながら、すっきりとした後味に仕上げています。
希望小売価格
720ml 1,350円(税込1,485円)
※1月2日出荷のため、1月3日以降順次店頭に並びます
干支ラベル 寅 2022 純米大吟醸・純米吟醸 飲み比べセット
高野酒造が発売するのは、寅の文字とイラストがセットになった「干支ラベル 寅 2022 純米大吟醸・純米吟醸 飲み比べセット」。
書道師範が金文字で書き上げた干支「寅 2022」ラベルを貼った縁起物の純米吟醸と、地元新潟のイラストレーターが描き下ろしたイラストラベルの純米大吟醸の2本がセットになっています。辛口めの純米吟醸と、やや甘口の純米大吟醸、味わいの違いを感じながら飲み比べを楽しめます。
希望小売価格
720ml×2本 5,000円(税込5,500円)
一期一会の干支ラベル
また、干支ラベルは毎年ラベルが変わるので、今年はどんな絵柄だろうと楽しみにしたり、中には毎年購入してコレクションしている方もいらっしゃったり。集める楽しさがあるのも、干支ラベルならではですね。
一度しか出会えない干支ラベル、寅年の方もそうでない方も、手に取ってみてはいかがですか?