コロナ禍で家飲みが増えた今年。ようやく感染状況が収まってきましたが、習慣となった家飲みをこれからも楽しみたいという人も多くいるようです。でも、お酒やおつまみがいつも同じ感じになってしまい、マンネリ化してしまった、ということはありませんか?そんな家飲みをもっと楽しくする、オンラインショップでお取り寄せ可能な飲み比べセットとそれに合うおつまみをご紹介します。家飲みをちょっとグレードアップしてみませんか?
家飲み意向の高まり
家飲みは、「外で飲むよりも、費用が安く済んでコスパがいい」、「自分の好きなタイミングで始めて終わらせることができるし、自分のペースで楽しめる」といった声もあり、新型コロナウイルスが落ち着いても、家飲み派という人も一定数出てきそうです。
自宅で簡単!飲み比べ&ペアリング
そこで、自宅でも簡単にできる、おすすめのお酒の飲み比べとおつまみペアリングをご紹介します。オンラインショップでお取り寄せできるので、今すぐポチっとすれば、家飲みがちょっとグレードアップしますよ。
日本酒5種類を飲み比べできるセット
ご紹介するのは、日本酒「久保田」の飲み比べセット。萬寿と千寿は知っているという人も多いかもしれませんが、その2種類を含む5種類を飲む比べることができるセットです。ボトルのサイズも300mlなので、色々な味を少しずつ楽しむにはちょうどよいサイズです。
飲み比べをする際におすすめの飲む順番は、“いいお酒”から飲むこと。いいお酒は最後にとっておきたい、と思いがちですが、お酒を飲めば飲むほど、だんだんと酔いで味わいが分からなくなるものです。きき酒のプロの杜氏でさえも、4種類目あたりからきき酒の正答率が下がる、なんていう話も。
そのため、いいお酒から飲むことをおすすめします。値段が分かれば値段の高いものから、もしくは一般的には、純米大吟醸・大吟醸→純米吟醸・吟醸→特別純米酒・特別本醸造→純米酒・本醸造→普通酒の順番で飲むとよいでしょう。
ここでは、「久保田 300ml 5本セット」に入っている5本のお酒のおすすめの飲む順番と、それに合うお取り寄せ可能なおつまみも紹介します。
久保田 萬寿(純米大吟醸)×酒粕ウィンナー
5本セットの中で最初に飲むべきは、久保田の最高峰として愛される「久保田 萬寿」。その縁起のいい名前も相まって、発売以来多くのお客様の特別な記念日を彩ってきました。
華やかな香りと重厚な味わいが重なり合い、複雑で深みのある口当たりが広がる純米大吟醸酒です。フルーティーな香りの中に、上品な甘味と優しく存在感のある柔らかな味わいで、懐の深いお酒です。
そんな萬寿には、ちょっといいおつまみをおすすめしたいところですが、意外にもぴったりだったのが「あさひ山 酒粕ウインナー」。
ウインナーと萬寿!?と思われるかもしれませんが、普通のウインナーではもちろんありません。朝日酒造の風味豊かな酒粕を生地に練りこんでいるので、芳醇な香りがします。さらに、コシヒカリを中心とした飼料で育った、長岡市のブランド豚「長岡ポーク」の上品な旨味が口に広がるので、萬寿と意外にも好相性です。日本酒に合うように口どけのよい柔らかい皮を使い、食感もしっとりなめらかなので、萬寿の繊細な味わいともぴったりです。
久保田 碧寿(純米大吟醸・山廃仕込み)×クリームチーズ粕漬
次に楽しんで欲しいのが、伝統的な醸造方法の山廃仕込みによる純米大吟醸酒の「久保田 碧寿」です。萬寿と同じ純米大吟醸ですが、山廃仕込みならではのどっしりとした旨味と豊かなコクに、爽やかな酸味と軽い喉ごしが感じられます。碧寿はお燗にして楽しんでいただきたいお酒なので、40℃くらいのぬる燗にするのがおすすめの飲み方です。
碧寿に合わせるのは、「クリームチーズ粕漬」。酒粕に漬け込んでいるので、日本酒に合わない訳がありません。どの久保田にも合いますが、その中でも自然の乳酸菌で仕込まれた山廃仕込みの碧寿は、チーズと相性抜群。口の中に、旨味やコクが広がります。お酒好きの方は、クリームチーズの上に酒盗やかんずりを乗せても◎。
久保田 紅寿(純米吟醸)×棒鱈煮
続いては、純米吟醸酒の「久保田 紅寿」です。まろやかな口当たりから爽やかな甘さが広がり、するっと抜けるような軽快なキレ、若いバナナや青リンゴのような清涼感のある香りが味わいを引き立てます。
紅寿にはこってりとしたおつまみも合うので、おすすめしたいのが新潟の郷土料理である「棒鱈煮」。
干して棒状となった真鱈の「棒鱈」を水で戻し、しょうゆや砂糖などで甘辛く煮込んだもので、じっくりと時間をかけて炊き上げることで、ふっくらと骨まで柔らかく食べられます。この甘辛い濃厚な味を紅寿がしっかり受け止め、紅寿の甘さと棒鱈煮の甘さが口の中で合わさります。濃い目の味わいのおつまみと合わせても消えない、紅寿のバランスの取れた味わいが活きる組み合わせです。
久保田 千寿(吟醸)×のっぺ
このあたりから、だんだんとお酒の味が分からなくなってくるかもしれません。次に楽しむのは、1985年の久保田発売当時より長きに渡り愛される不朽の銘酒「久保田 千寿」です。穏やかな香りと雑味のないすっきりした味わいは料理の邪魔をしないので、食中酒にぴったりです。
千寿はどんな料理にもそっと寄り添いますが、おすすめしたいのは新潟の昔ながらの郷土料理「のっぺ」。
里芋やにんじん、ごぼう、れんこんなどの根菜類を煮た煮物で、里芋によるとろみが特徴です。新潟ではお正月や冠婚葬祭の時などに食べられます。
お取り寄せできる「越後のお惣菜 のっぺ」は、貝柱の出汁をベースとしているので、旨味成分たっぷり。この出汁と千寿がよく合います。どちらもすっきりとした味わいなので、ほっと一息つく組み合わせです。
久保田 百寿(特別本醸造)×鶏の漬け焼き
最後に、久保田の基本形の「久保田 百寿」。香りの主張は控えめに、辛口で飲み飽きしない味わいです。ふくらみのある辛味や酸味があり、飲んだ後はドライさを感じます。
百寿にはシンプルに漬物や冷奴なども合いますが、今回合わせてみた中では「鶏の漬け焼き」がおすすめです。
新潟県の銘柄鶏「越の鶏」を、越後味噌と酒粕の合せ床に漬け込んで焼き上げた一品で、ジューシーな鶏肉の旨味に、味噌や酒粕の風味が絡み合う上品な味わいです。鶏肉を食べた後に口の中に広がる旨味を、百寿が引き締めてくれ、キレで口の中がリセットされるので、食が進みます。