料理家・高橋善郎さんが提案する、日本酒のおつまみにぴったりの一品をご紹介。「久保田」と一緒に、ご自宅での上質なひとときをお楽しみください。
ちょっと特別な日に
今回のレシピは、おめでたい鯛をあしらった「真鯛と山菜の炊き込みごはん」。特別な日におすすめの料理です。
メイン食材の真鯛は、春と秋の年2回旬を迎えます。春先の真鯛は”桜鯛”、秋頃の真鯛は”紅葉鯛”と呼ばれています。
桜鯛は、桜の花びらのような斑点があり、鮮やかなピンク色の体色をしています。産卵期直前のため、大きな白子や卵を蓄えているので、それを目当てに楽しむという方もいるようです。
紅葉鯛は、秋に入ると食欲が戻り餌をたくさん食べ始めるため、非常に脂がのった身が特徴です。9月よりも11月頃の晩秋の方が、脂がのっている紅葉鯛が楽しめます。
今回は、春が旬の山菜と合わせていますが、秋の場合はきのこ類などと合わせると季節の味わいを感じられます。
「真鯛と山菜の炊き込みごはん」の作り方
【材料(作りやすい分量)】
・米:2合分
・真鯛(切り身):2切
・筍(水煮):80g
・新ごぼう:60g
・せり:30g
・ゆず/いくら:各適量
A
-出汁:330ml
-薄口しょうゆ:大さじ1
-みりん:大さじ1
-塩:小さじ1/4
【作り方】
①米を研ぎ20〜30分浸水させ、水気を切る。筍は根本の部分は5mm幅のいちょう切りにし、中央部から穂先にかけてくし切りにする。新ごぼうはささがきにし、10分ほど水にさらして水気を切る。せりは1〜2cm幅の斜め切りにする。
「真鯛と山菜の炊き込みごはん」に合わせたい「久保田 萬寿」
華やかな香りと重厚な味わいが重なり合い、複雑で深みのある口当たりが広がる純米大吟醸酒。麹から生まれるふくらみのある柔らかさの中に、旨味・甘味・酸味が調和し、心地よい余韻が喉元まで続き、上質な時を彩ります。上品な旨味を引き出した料理などとともに、互いに高め合います。
希望小売価格
1,800ml 8,110円(税込8,921円)
720ml 3,640円(税込4,004円)
高橋善郎さんからのワンポイント
◆仕上がり時に水分がまだ飛んでなければ、弱火でさらに数分加熱して微調整してください。