マクドナルドの1号店が開店してから、今年でちょうど50年。今では、ファーストフードとしてはもちろん、1000円を超える高級なグルメバーガー、さらにはコンビニでもハンバーガーが買えるようになり、日本人の食生活にもハンバーガーが浸透しています。そんなハンバーガーと日本酒は果たして合うのか?朝日酒造社員が実際に試してみました。その相性をレポートします!
7月20日はハンバーガーの日
7月20日は「ハンバーガーの日」というのをご存知でしょうか?
1971年7月20日に、銀座の三越階に「マクドナルド」の日本1号店が開店したため、この日が制定されました。
今年は、マクドナルドの1号店が開店してからちょうど50年。
今では、ファーストフードとしてはもちろん、1000円を超える高級なグルメバーガー、さらにはコンビニでもハンバーガーが買えるようになり、日本人の食生活にもハンバーガーが浸透しています。
さらに、昨年からのコロナ禍で、ハンバーガーを食べることが増えたという人も多くいるようです。
ハンバーガー×日本酒は合うのか?
ハンバーガーに合わせる飲み物と言えば、コーラやジンジャーエール、お酒であればビールなどが定番ですが、日本のお酒である日本酒とは果たして合うのでしょうか!?
朝日酒造社員が実際に試してみたので、その相性をレポートします!
ハンバーガー×久保田 千寿 純米吟醸
ビーフパティにケチャップ、マスタード、玉ねぎ、ピクルスといったシンプルな具材を挟んだ、まさにハンバーガーの基本形です。
ビーフパティの旨味の中に、トマトケチャップと玉ねぎの爽やかな酸味と若干の苦味を感じるので、ほどよい酸味とふくらみのある味わいを持つ「久保田 千寿 純米吟醸」をペアリング。
すると、鼻奥で感じるピクルスの爽やかな香りと、千寿 純米吟醸のフルーツ様のほんのり穏やかな香りが心地よくマッチするではないですか!食後もすっきり感を感じられるペアリングです。
日本酒と炭酸を1:1~2:1程度で割った日本酒ハイボールにしても、ハンバーガーと相性抜群です。
てりやきバーガー×久保田 百寿
ハンバーガーはアメリカから来た食文化ですが、てりやきバーガーは日本生まれのハンバーガーの一つです。1973年にモスバーガーで誕生し、和風バーガーの代表格として、長く日本人に愛されています。
日本生まれの和風バーガーなので、他のバーガーよりも日本酒とは合わせやすそうです。
そこで、ここはシンプルに久保田の基本形とも言える辛口の「久保田 百寿」を合わせてみると、こってりしたてりやきソースの甘辛くコクのある甘味を、百寿のふくらみのある辛味が優しく包み、マイルドな旨味を楽しめます。パティのジューシー感やマヨネーズのこってりとしたまろやかな旨味を、百寿のドライな味わいがしっかりと受け止めるので、後味のスッキリ感が心地良く、軽やかであっさりとした食後感に。
ハンバーガーを食べた背徳感が薄れるような錯覚に陥ります。
さすが和風バーガーなので、先ほどハンバーガーに合わせた「久保田 千寿 純米吟醸」とも好相性です。
エビカツバーガー×久保田 碧寿
エビを使ったハンバーガーも、実は日本生まれのハンバーガーです。1977年に、ロッテリアが「エビバーガー」を販売したのが世界初と言われています。
その後もエビカツバーガーブームが起きるなど、特に女性に人気の高いハンバーガーとして定着しています。
プリプリとした海老をサクサクの衣で揚げたエビカツに、マヨネーズベースのソースが相性ぴったりなハンバーガー。お店によっては、オーロラソースだったり、タルタルソースだったり、ソースでそのお店の個性が表れます。
これまでのハンバーガーとは系統が違い、お肉ではないしマヨネーズ系の味わいなので、乳酸菌の力を最大限引き出す、伝統的な醸造方法の山廃仕込みで造られた「久保田 碧寿」を合わせてみることに。
今回食べたエビカツバーガーはオーロラソースでしたが、マヨネーズのコクのある味わいと、碧寿の爽やかでシャープな酸味が好バランス。さらに、碧寿を40℃前後のぬる燗にすると温かいエビカツの温度帯とちょうど合わさり、濃厚なエビの旨味、衣の香ばしさ、そして碧寿のどっしりとした旨味が互いに引き立てながら、口の中に広がります。
ハンバーガーと合わせてみた日本酒
久保田 百寿
香りの主張は控えめに、辛口で飲み飽きしない酒質に仕上げた、「久保田」の基本形。ふくらみのある辛味や酸味があり、飲んだ後はドライさを感じます。シンプルな肴とともに、また、飲み疲れしないキレのため、酒だけでもお楽しみいただけます。
希望小売価格
1,800ml 2,010円(税込2,211円)
720ml 920円(税込1,012円)
久保田 千寿 純米吟醸
「久保田 千寿」の綺麗ですっきりとした特長はそのままに、上品で澄んだ香りでバランスのとれた、料理の味を邪魔しない純米吟醸酒に仕上げたのが「久保田 千寿 純米吟醸」。
冷やすとほどよい酸味とキレを、常温になると酸味がたち、旨味の余韻を感じられます。さっぱりとした料理はもちろん、バターやマヨネーズなどを使ったコクのある料理ともお楽しみいただけます。和食からハンバーガーまで、懐の深いお酒です。
希望小売価格
1,800ml 2,800円(税込3,080円)
720ml 1,300円(税込1,430円)
300ml 650円(税込715円)
久保田 碧寿
乳酸菌の力を最大限引き出す、伝統的な醸造方法の山廃仕込みによる純米大吟醸酒の「久保田 碧寿」。
山廃仕込みならではのどっしりとした旨味を感じさせながらも、爽やかでシャープな酸味、キレのある軽いのど越しが特徴です。
40℃前後のぬる燗にすると、ふわっと口の中で香りが広がり、冷酒とは全く違った表情に。碧寿はぜひ温めて、その美味しさをご実感ください。
希望小売価格
1,800ml 5,030円(税込5,533円)
720ml 2,230円(税込2,453円)
ハンバーガーの新しい美味しさに
皆さんもお好きなハンバーガーブランドで、日本酒との相性を色々試してみてください。ハンバーガーの新しい美味しさの扉がきっと開きますよ。