5月は新茶のシーズン。その年の最初に収穫した新芽でつくった「一番茶」である新茶は、年に一度しか味わえないもの。苦味や渋味が少ない一方で旨味が多く、爽やかな香りが広がるのが特徴です。そんな緑茶と日本酒、実は人気のある組み合わせなのです。緑茶で割ったり、緑茶氷を入れたり、緑茶を使った日本酒の楽しみ方をご紹介します。和と和の出会いをお試しください。
年に一度の新茶を味わえる季節
「夏も近づく八十八夜~」という歌を聞いたことがあるのではないでしょうか?これは、「茶摘み歌」の一フレーズです。
「八十八夜」とは、立春から数えて88日目のことを言い、この日に摘まれたお茶は格別とされ、飲むと縁起がいいとも言われています。この日を別名「新茶の日」とも呼んでいます。今年は5月1日が八十八夜でした。
この頃になると、新茶が出回る季節となります。
新茶とは、その年の最初に収穫した新芽でつくった「一番茶」のことで、年に一度しか味わえないもの。
苦味や渋味が少ない一方で旨味が多く、爽やかな香りが広がるのが特徴です。
緑茶を使った日本酒アレンジ
そんな緑茶と日本酒、実は相性のよい組み合わせなのです。
焼酎の緑茶割りはおなじみかもしれませんが、日本酒で作っても美味しい味わいになります。
アレンジの仕方によって、緑茶の旨味や甘味、すがすがしさなどが日本酒の味わいに加わり、新しい美味しさに出会えます。
日本酒の緑茶割り
日本酒と緑茶をシンプルに1:1で割ったカクテルです。日本酒と緑茶、どちらの味わいも楽しめるバランスです。
緑茶のすがすがしさやさっぱり感が加わり、アルコール度数も低くなるので、お酒が弱い方でもすっきりと飲みやすい一杯です。
お酒が好きな方は、アルコール度数の高い原酒を使うのもおすすめです。さらにお好みで、抹茶の粉茶を少し入れると、お茶のコクが楽しめます。
【材料】
・日本酒:60ml
・緑茶:60ml
・氷:適量
【作り方】
①水出し緑茶を作る
②グラスに日本酒と緑茶を注ぎかき混ぜる。お好みで氷は適量入れる
緑茶氷ロック
緑茶で作った氷を日本酒に入れるだけの、日本酒ロック。
氷が溶けていくと、緑茶の旨味や甘味が徐々に溶け出し、ゆっくりと味わいの変化が楽しめる一杯です。
こちらもお酒が好きな方は、アルコール度数が高い原酒を使うのもおすすめです。
【材料】
・日本酒:90ml
・緑茶:200ml(製氷トレーのサイズに合わせて調整)
【作り方】
①水出し緑茶を作り、製氷トレーに入れて氷を作る
②氷ができあがったら、グラスに日本酒と緑茶氷を2~3個入れる
緑茶の日本酒出し
最後は、緑茶の水出しならぬ、緑茶の日本酒出しです。
緑茶の茶葉を日本酒にそのまま入れてじっくり待つだけ。緑茶の旨味や甘味が日本酒にゆっくりと溶け出し、まろやかな味わいになります。
【材料】
・日本酒:180ml
・茶葉:6g
【作り方】
①容器に日本酒と茶葉を入れて、10分程度置いておく
②茶漉しで濾しながら、グラスに注ぐ
おすすめの久保田
香り、甘味、キレが融合した純米大吟醸酒。上質で華やかな香り、甘味と酸味が調和した味わい、久保田らしいキレのよさが、口の中でハーモニーを生み出します。
緑茶と合わせると、日本酒の甘味と緑茶の甘味が調和しながらも、日本酒のキレのよさですっきりとした味わいに仕上がります。
希望小売価格
1,800ml 3,400円(税込3,740円)/3,300円(税込3,630円)※化粧箱なし
720ml 1,570円(税込1,727円)/1,520円(税込1,672円)※化粧箱なし
300ml 750円(税込825円)※化粧箱なし
新茶で季節の味わいを楽しもう
新茶ならではの旨味や甘味を日本酒とともに味わうことで、季節を感じてみてはいかがですか?