
日本酒のための冷蔵庫である日本酒セラーは「家庭でもいろいろな日本酒を美味しく楽しみたい」という方にこそおすすめ!日本酒に適した温度で保存できるセラーであれば、蔵元直送の味をいつでも楽しむことができます。
庫内を-5℃に設定すれば、一度開栓した日本酒を美味しく長期保存できるのも大きなポイント。まるで日本酒バーのように、その日の気分に合わせた銘柄を味わえますよ。
今回は日本酒セラーでお酒を保管するメリットと合わせ、家庭用におすすめの日本酒セラー3選をご紹介します。
目次
1.日本酒セラーで保管するメリット
米と水を発酵させて造る日本酒は、環境によって味が変化しやすい繊細なお酒。日本酒セラーの利用には、以下のような3つのメリットがあります。
メリット1. 縦置きできる
家庭では、日本酒を冷蔵庫で横向きに寝かせて保管することが多いのではないでしょうか?特に、高さ約40cmの一升瓶は家庭用の冷蔵庫で立てて保管するのは難しいですよね。実は、縦置きと横置きは、スペースだけでなく日本酒の酒質に大きく影響する問題なのです。
日本酒の瓶は、横置きにするとお酒がキャップに触れることになります。キャップの多くは金属製の為、お酒が触れることで味や香りが変化してしまう恐れがあるのです。
また、縦置きと横置きで大きく異なるのが、お酒が空気に触れる面積。横置きはお酒が空気に触れる面積が大きく、日本酒が酸化する原因となります。
日本酒セラーであれば、大きな一升瓶も縦置き収納が可能。酒質が劣化しないことはもちろん、扉を開ければずらっと日本酒のラベルが並んでいるのも、日本酒好きにとっては嬉しいポイントですよね。
メリット2.紫外線から守れる
日本酒の味と香りに影響を与えるのは置き方だけではありません。日本酒は、太陽光を浴びると日向香(ひなたか)と呼ばれる香りが発生し、本来の味わいが変化してしまいます。日本酒の瓶が茶色や緑に色づけされているのも、紫外線からお酒を守ることが目的のひとつなんですよ。
日本酒を美味しく保管するための日本酒セラーも、遮光性が高い設計になっています。扉がクリアなものでも、紫外線をカットする材質であればより安心です。
メリット3.適した温度(理想−5度)で保存できる
日本酒好きであれば、日本酒は高温多湿を避け冷暗所で保管しているという方も多いかもしれません。しかし、搾りたての美味しさを味わうためには、ただ低温であれば良いというわけではないのです。
日本酒の保管に最も適した温度は-5℃。-5℃の環境は酵母の活動が抑えられるため、搾りたての味わいを美味しくキープできるというメリットがあります。受賞歴を持つ著名な蔵元でも、-5℃の貯蔵管理を実践しているんですよ。
また、-5℃の日本酒セラーなら、一度開栓した日本酒も美味しく長期保存できます。「新しい日本酒を開けたいけど、まだ飲みかけの瓶があるし…」といった心配も必要ありません。その日の気分に合わせて、少しずついろいろな日本酒を楽しむことができるのです。
熟成タイプの日本酒であれば、0~5℃で保管して低温熟成の味わいを楽しむのもおすすめ。日本酒に適した温度で保存できる日本酒セラーなら、日本酒の世界がより一層広がりそうですね。
【メリットのまとめ】
日本酒セラーは、環境で味が変化しやすい日本酒にとってうれしいメリットがたくさん!実際に日本酒セラーを選ぶ際も、縦置きできるスペースや遮光性、温度設定などをぜひチェックしてみてくださいね。
メリット | 理由 |
縦置きできる | キャップや空気に触れないようにすることで劣化を防げる |
紫外線から守れる | 紫外線による酒質の劣化を防げる |
適した温度で保存できる | -5℃が日本酒の保存には最適!0~5℃に設定すれば日本酒の熟成も楽しめる |
2.家庭でオススメの日本酒セラー3選
ここからは、家庭での日本酒ライフをより一層楽しくしてくれる日本酒セラー3選をご紹介します。スタイリッシュな見た目や収納力、機能性などぜひ参考にしてくださいね。
2-1.アクア 「SAKE CABINET CSR-15H」
「SAKE CABINET CSR-15H」は、ワインクーラーで世界シェアNo.1を誇るアクアが開発した日本酒専用セラーです。「ワインには専用セラーがあるのに、どうして日本酒には専用セラーが少ないの?」という点に着目し、家庭では難しかった日本酒の冷蔵保管や縦置き問題をクリアしました。
一番の特徴は、日本酒のフレッシュなおいしさをキープする-5℃設定が可能であること。-10℃から+10℃まで5℃単位で設定できるセラーは、熟成タイプの日本酒の保管にも適しています。
上・中・下と三段に仕切られた庫内には、一升瓶9本と四合瓶12本を同時に縦置き保管可能。下段のボックスには、小さな瓶やおつまみも保存できますよ。
リビングにもすんなりなじむデザインは、七宝柄がグラデーションで描かれたシックなブラックカラー。家庭で本当に美味しい日本酒が飲みたいという方におすすめです。
温度設定:−5℃~20℃ ※1度単位で温度設定可能 | 収納本数:一升瓶 60本(左室 30本/右室 30本)または四合瓶 104本(左室 52本/右室 52本)※縦置き |
紫外線防止:ガラス ABS PVC シクロペンタン | 縦置き:可能 |
2-2.レマコム 冷蔵ショーケース RCS-100
サイズはコンパクトでも、中身は100Lの大容量。レコマムの「RCS-100」は、飲食店やバーでも評価の高い冷蔵ショーケースです。庫内は0~10℃まで、ダイヤルで7段階調整できます。
庫内の棚をはずせば、大きな一升瓶も縦置き可能。収納本数は最大12本と、いろいろな銘柄を手元に置いておきたい方にもおすすめです。底面にはキャスターが付いているため移動もラクラク。アジャスターを調整すれば、設置場所に合わせて高さを調整することもできますよ。
前面は透明のガラス扉になっており、いつでも日本酒のラベルを眺められるのも嬉しいですね。
温度設定:0~10℃ | 収納本数:一升瓶 12本 |
紫外線防止:密閉型 | 縦置き:可能 |
2-3. ZERO CLASS SB22
「ZERO CLASS SB22」は、特許技術により液体温度のブレを最小限に抑えることのできるセラーです。通常の小型冷蔵庫のように霜取り時に庫内温度が上昇せず、繊細な日本酒の味わいを長期間保存することができます。
ガラス扉のUVカット率は99%以上。外気の熱をカットする遮熱性も高く、効率よく庫内の温度をキープしてくれます。乾燥時も低湿度になりにくい「うるおい密閉方式」で、長期熟成タイプの日本酒も美味しく保管できるのも嬉しいですね。
リビングにも置けるコンパクトサイズでありながら、一升瓶を5本縦置きできる内容量も魅力のひとつ。フルフラットな見た目も美しく、動作音が静かなセラーは家庭用にぴったりです。
温度設定: 0-20℃ | 収納本数:一升瓶 5本(下段) + 四合瓶 4本(上段※縦置き) |
紫外線防止:3層ガラス(強化ガラス+遮熱Low-E+強化ガラス) | 縦置き:下段は可能 |
(出典:さくら製作所)
まとめ
日本酒セラーがあれば、家庭にいながらいつでも日本酒本来の味わいを楽しむことができます。好みの日本酒に巡り合っても「保管スペースがないし…」と諦めていた方にもおすすめです。
-5℃をキープできる日本酒セラーであれば、開栓後もフレッシュな味わいをキープできるのも大きなポイント。ぜひ日本酒のためのセラーを用意して、ご家庭で日本酒の世界を存分に楽しんでみてくださいね。