酒蔵取材レポートvol-4-2:RiceWine_日本酒界のAppleを目指す、HINEMOSが誕生するまで

RiceWineは2018年に設立された、歴史の長い日本酒業界において珍しいベンチャー企業です。 日本酒産業に機会を見出した理由やきっかけについて、代表取締役である酒井様にお話をお伺いしました。 日本酒業界にありながら日本酒造りのイメージを刷新していく、ベンチャー蔵元の起業ストーリーをご紹介いたします。 ———– 僕の夢はHINEMOSを日本酒業界のAppleにする事です。 お酒の世界では一義的に“いい酒造り”というと、酒質に対するこだわりを優先しがちです。 確かに酒質は大切ですが、いくら美味しいお酒も手に取ってもらえなければ売れません。 ネットでの販売が一般的になった今の環境下では、酒質に対するこだわりだけでなく、マーケティングに注力する必要があると考えました。
RiceWineの時間帯をモチーフにした日本酒「HINEMOS」
出典:株式会社RiceWine
こういった事業環境下で、HINEMOSでは商品のクリエイティブと伝え方にこだわっています。 お酒造りはITサービスと違い、とてもリアルで手触り感のある仕事です。そして味だけでなく、飲み方や見え感、そしてシチュエーションなど、 味覚、視覚をはじめとした感性全てを活かして楽しむ商品です。HINEMOSでは、お酒の中身だけでなく、ボトル、エチケット、キャップ、手さげ袋まで納得がいくまで自社でデザイン、企画し、制作しています。 こうする事で、HINEMOSの世界観を表現する事が出来、ブランドを作ることが出来ると考えています。
「HINEMOS」を作る方々
出典:株式会社RiceWine
これからは杜氏との関係性を強化し、より良いお酒を造ることは所与として、HINEMOSブランドを強化してくれる、アートディレクションや、CMO機能を担える人材をより採用していきたいですね。 デザインの良さを理解してもらう事で、原価構造に左右されがちな日本酒の価格設定をブランド軸の価格目線感に引き上げていきたいです。 お酒の味には自信があります。一度飲んでもらえればきっとHINEMOSのブランドコンセプトは伝わると思いますので、まずは手に取ってもらえるお酒にしていく事に重きを置いています。   商品企画だけでなく、商品展開チャネルの開拓も大切な要素です。特に海外の方にも楽しんでもらう事を考えて、レストラン、旅館や高級ホテルなどへの提案を進めています。 さらには、ビジネスモデルも多様化して行きたいと考えています。例えばお酒の販売本数と価格に制約されない、サブスクリプションサービスを手掛けるとか。 ブランドショップを立ち上げサブスクリプション型の日本酒スタンドを作れれば、お酒に触れて頂く機会も増えて一石二鳥ですね。
18時をモチーフにした日本酒
出典:株式会社RiceWine
デザインの良さに気付いてもらい飲んでもらうきっかけを作る、味に納得してもらいリピートしていただく。 そしてRicewineが提案する哲学に共感してもらい新サービスも試してもらう。 まさにAppleが創り上げているブランド感を構築していく事ですが、HINEMOSを日本酒界のAppleにしたいです。  
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